阪急電車で京都から帰るとき、車両間の通路のドアに女性が座り込んで寝ていた。

あー酔うてはんねんなぁ、と思ってみていた。(自分は出入り口付近)

 

けっこう近くの座席の人の足元に寄りかかっていたけど、その人も座り続けていてなかなか強靭なメンタルやなぁ、と思っていた。

まあええねんけど。

 

15分ぐらいたったころか、姿勢が崩れてきてもぞもどしだして足を動かしていて、

長い丈ではあったがスカートだったので、あ、これは声かけてちゃんと座るよう促した方がええかもな、と思っていたら他の乗客の人がSOSボタンを押そうとしていたので、

”(車掌に)声かけます?”と、その乗客に声をかけ、”とりあえず本人に声かけますわ”

といってみると、吐いていた。

 

あらーとおもったけど、急性アルコール中毒で亡くなる方に吐瀉物を喉につめて窒息したと書いていたので、心肺蘇生法を思い出して本人に横向いときましょ、と声をかける。SOSを押すかは迷ったけど、すぐに次の駅に着きそうだったので、停車してから運転手に声をかけると冷静に”梅田で対処します”とのこと。ようあるんやろなぁ。

自分は降りないといけなかったので、ボタンを押そうとしてくれた乗客に声をかけたことだけ伝える。なんか託したみたいで悪かったけど。最後までやってや、と思ったかもしれんけども。

 

昔、阪神電車でベンチで横になっている人がいて、声かけるか迷ったけど急いでたし、車掌さんに”あそこでずっと横になってはる人いますけど”的な感じでいったことがあって。そのときにダッシュで様子見に行ってくれて、寝てただけやとわかったときに、車掌さんに対して悪いなぁ、って思ったことを今でも覚えている。

だから同じような場面になったときまず本人に声かけてみよ、と思っていたのでとりあえずそれができてよかった。

 

でもSOSボタン、車掌と話したいときに押しても良いっぽかったからとりあえず押すだけ押したらよかったかもな。そこは次回で。