じゃあいってきますわ
昨日おとうとが千葉へと引っ越した。
この日が来るのは決まっていたことなので、なんとなくそれに向かって過ごす日々ではあったが、まあだけれどもいつも通りに過ごしていた。
そして昨日夜、家に帰って、駅に送るまでの時間。
急遽カメラを持って行くのでなく、ダンボールで送ることになり、それをやっていると親がやってきて、親が全部それをやっていた。
そしておとうとは突っ立っている。
自分でやれよ、という話でなく、うちの親はなんでも取り上げてやってしまう。
それを子離れしないと、的な話を母親から聞いていたのにも関わらず、めちゃくちゃやってて笑った。
なんでも先々やってしまう癖、これはマジで治ることないんだろう。
一応家族で見送って、まあ彼は特にコメントなかったが、駅まで送る。
いつも通りの会話をして、”じゃあいってきますわ”というので”気をつけて”という。
うーん、なんというか、特にかける言葉が見当たらない。
こないだ香川も行ったし、十分すぎるぐらい彼とはいろいろ楽しい経験をしたのでもう十分かな、という感じもするし、離れていたとしてもなんとなく過ごし方も想像つくというか。
そういう感じだから、特に感慨もない。
好きなことして生活するんやろな、という感じだ。
朝ドラスカーレット最終回。
26歳で陶芸家を目指す男性が死ぬとのことだったが、もし自分が不治の病にかかったら、
陶芸やり続けるんだろうか。
たぶん、旅とかするんじゃないか、正直自分は。
体力的にうろうろできないならともかく、そこまで陶芸がしたいとか、自分の作品を残したいということはみじんもおもわない。
陶芸自体は好きで、ものをつくるのは楽しいが、それをしながら生活するのがいいというか。
まさしく今の状況なのだけれども。
平民金子氏の本を人にプレゼントするとき、なんと説明しようかとぼんやり考えていた。
本木雅弘氏のドキュメンタリーを見ていて”羞恥心と戦っている人”と内田也哉子さんが評していたが、なんかそれに近いのかなとも思った。