しょうぶ学園

しょうぶ学園、福森伸「ありのままがあるところ」。

 

福祉の仕事をしてたときに考えていたことなどが多数書かれていた。

読んでから少し時間が経っているのでまとめた話はできないが、最後の方に読んだところで印象的な話。

 

職員に「登山で迷ったときにどうするか」という質問をするとどうやって難局を打開できるか模索する方向の答えがほとんどだったそう。

積み上げてきたから(本当はそこまで大して積み上げられてもいないのだけれど)、やめられないのだろうという話。

 

利用者の「したくないことはしない」という態度は、目的と手段の乖離のなさが自分自身を大切にすることにつながっているとのこと。翻ってわたしたちは、過去を振り返って”ここをもっとこうすべきだった”と先や後のことを考えている。そしてたとえ不本意なことであっても我慢すれば後に良いことが起こる、と言われて、実際に利益が得られたとしても、結局我慢する不満感は残ってしまう。

 

このあたりの話、このあいだ読んだ上野千鶴子さんの学校化社会の本で読んだ内容とリンクしていた。

 

しかし寒い。体が冷える。足先、内腿あたりをストーブで昼間あっためるとそのあと体が暖かいまま過ごすことができた。朝体温が上がっていないままだと、ずーっと寒くて体の芯が冷えたままだ。なんか良い方法はないのか。